マンチェスター大学が発見毛包上皮に嗅覚受容体「OR2AT4」

「サンダロア」の匂いを嗅ぐだけで発毛効果

英マンチェスター大学のラルフ・パウス博士らがまとめた論文がヒトの毛包上皮に嗅覚受容体「OR2AT4」が発現していることに気づいた。

OR2AT4は過去の研究から、ビャクダン系合成香料「サンダロア（サンダロール）」の成分で活性化することが知られている。

そこで、頭皮組織片をサンダロアで処理すると、毛包の角化細胞の細胞死が減少し、頭皮内の成長ホルモン分泌が25〜30％増加した。

パウス博士らはその後、女性ボランティア20人を対象に、ごく短期間の臨床試験を実施。頭皮の一部にサンダロアを適用したところ、1日あたりの脱毛量に減少がみられたという。

2018年9月21日　ニューズウィーク日本語版より


 

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